新井浩文被告 保釈 保証金500万円納付 準抗告は棄却 コメントなし…警視庁を後に

 警視庁を出る新井浩文被告を乗せた車(撮影・中田匡峻)
 保釈され警視庁を出る新井浩文被告(右)=27日午後9時15分
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 派遣マッサージの女性に乱暴したとして強制性交罪で今月1日に逮捕され、同21日に起訴されていた俳優・新井浩文(本名・朴慶培=パク・キョンベ)被告(40)が27日、勾留されていた東京・霞ヶ関の警視庁から保釈された。新井被告の弁護人は同25日に保釈を請求。新井被告は27日に、保釈保証金500万円を納付した。東京地検が決定を不服として準抗告したが、地裁は棄却した。新井被告はコメントすることなく、迎えの車に乗り込み警視庁を後にした。

 新井被告は今月1日に逮捕され、約1カ月間勾留されていた。同21日に起訴され、25日に弁護人が保釈を請求。27日に保釈が認められ、東京地検が準抗告したが、地裁が棄却し、同日保釈された。この日、勾留されていた警視庁には150人ほどの報道陣が集まったが、新井被告は迎えに来た黒のワゴン車に乗り込み無言で去って行った。新井被告を乗せた車はそのまま都内の自宅に着いた。

 新井被告は青森県出身。NHK大河ドラマ「真田丸」や映画「百円の恋」などに出演した。個性派俳優として出演作は多かったが、事件を受け、所属していた事務所「アノレ」は今月5日付で新井被告との専属マネジメント契約を解除した。

 年内の公開が予定されていた主演の1人を務めた映画「善悪の屑」は公開中止が決定。主要キャストの1人だった映画「台風家族」も公開延期となった。過去の出演作のソフト発売延期、配信停止や放送中止が相次ぎ、10番組の配信を停止したNHKは損害賠償請求を検討を明言。影響はさまざまな形で広がっている。

 起訴状によると、新井被告は昨年7月1日、東京都内の自宅で女性を乱暴したとしている。人気俳優の陰の部分は今後裁判で明かされることになる。

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